本音で話す家造り④ マスコミに騙されない家造り
いえとち本舗岐阜東濃店の飯田
こんにちはいえとち本舗岐阜東濃店店長の飯田です。私もよくグルメ番組をみて飛んでいく事がありますが、本当に美味しい店は一握り。
美味しいと思わせる雰囲気に惑わされることも多々あります。家造りも同じです、そんなことについてお話ししたいと思います。
家造りの情報収集を進める中で、マスコミが発信する内容に影響を受けることは多いですが、注意が必要です。マスコミの報道や広告は必ずしも中立ではなく、特定の企業や業界に有利な情報を広めている場合もあります。本音で語る家造りでは、こうした情報に惑わされず、自分自身で冷静に判断する力が求められます。
マスコミが広める「家造り神話」の落とし穴
1. 「大手ハウスメーカーが安心・安全」という神話
- マスコミでは大手ハウスメーカーが大々的に宣伝を行い、「大手だから間違いない」という印象を与えます。
- 実際には中小工務店や地域密着型の建築会社の方が、個別対応やアフターフォローが充実している場合も。
2. 「流行のデザインや設備が必須」という錯覚
- 雑誌やテレビでは最新のトレンドや高価な設備を強調し、あたかもそれが理想の家であるかのように伝えます。
- 実際には、流行に左右されるデザインは長期的には使い勝手が悪くなる可能性がある。
3. 「高性能住宅が最高の住宅」という過信
- 高断熱・高気密などの性能が重視されますが、これも過剰な宣伝が多いです。
- 住む地域やライフスタイルによっては、そこまでの性能が必要でない場合もあります。
4. 「建てれば価値が上がる」という誤解
- 家を資産とする考え方がよく強調されますが、実際には日本の住宅は中古市場で価値が大きく下がることが一般的です。
- 資産としての価値を重視するなら、土地や立地の方が重要です。
マスコミ情報に踊らされないためのポイント
1. 情報の出所を確認する
- 雑誌やテレビ番組のスポンサーが特定のハウスメーカーである場合、その情報が偏っている可能性が高いです。
- 第三者機関や独立系メディアの情報を参考にしましょう。
2. 流行を追いすぎない
- 流行のデザインや設備は、時が経つと古く見えることも。
- シンプルで機能的な設計は、長い目で見て飽きにくく、価値が保たれやすいです。
3. 地元の声を聞く
- 地域密着型の工務店や建築会社は、地元の気候や環境に合った提案をしてくれることが多いです。
- 地域の口コミや知人からの紹介など、生の声を参考にするのも有効です。
4. 家の目的を明確にする
- 家は「住むための場所」です。広告が提案する「理想の暮らし」に惑わされず、自分や家族にとって必要な要素を見極めることが重要です。
マスコミが伝えない本音の家造り術
1. 予算と生活のバランスを取る
- 広告や記事では、夢のような家が紹介されがちですが、それが予算内で可能かどうかは別問題。
- まずは現実的な予算を設定し、その範囲内で最大限満足できる家を目指すこと。
2. 無理をしない間取りや設備
- 広告に出ている「広いリビング」「豪華なアイランドキッチン」は魅力的ですが、本当に必要かを考えましょう。
- 掃除やメンテナンスの負担が増える設備や広さは、かえって暮らしを難しくします。
3. 自然環境を活かす
- マスコミでは最新技術が強調されますが、自然の風や光を活かした設計の方が心地よい場合も多いです。
- 高価な設備に頼るよりも、基本的な設計を工夫する方がコストパフォーマンスが高いです。
実際の家造りでやるべきこと
- 現地をよく見る
- 実際に土地や近隣の環境を訪れ、どんな暮らしができるかを体感する。
- 複数の業者と話す
- 一社に絞らず、複数のハウスメーカーや工務店の意見を聞くことで比較検討が可能。
- 専門家の意見を取り入れる
- 第三者の建築士やファイナンシャルプランナーに相談し、客観的なアドバイスを得る。
結論
マスコミが発信する情報は、参考程度に留め、自分たちの価値観やニーズを第一に考えることが大切です。家造りは、流行や外部の意見に左右されるものではなく、家族の暮らしを豊かにするためのプロセスであるべきです。
冷静な目で情報を見極め、長期的に満足できる家造りを目指しましょう。