こんにちはいえとち本舗岐阜東濃店店長の飯田です。今年は正月気分も早々になくなりましたね。年々、そう感じているのかもしれませんね
いえとち本舗岐阜東濃店の飯田
今日は注文住宅が良いと思っている方には衝撃の内容かもしれません。
注文住宅という言葉は住宅業界にとっては魔法の言葉となります。それは、注文住宅というだけで金額が高く出来るからです。
特に私たちが販売している住宅の平均的な坪数は30坪から35坪が多いと思われます。残念ながらこの大きさに自由な設計を施してもさほど変わることがないからです。
その理由は最低限必要なスペースがある程度決まっているからです。予算に関係なくこだわりの家を造られる方は5%未満です。殆どの方が予算に縛られて出来る限り満足のいく家を探求します。具体的にお話ししていきましょう。
注文住宅が「決して良い住宅ではない」と言える理由
1. 自由度が逆に負担になる
- 注文住宅は細部まで自分で決める必要があり、選択肢が多すぎると判断に迷い、ストレスが増えます。
- 特に住宅設計や素材の知識が乏しい場合、業者の提案に頼りきりになり、後悔する可能性も。
2. コストがかかりすぎる
- 設計の自由度が高い分、コストが膨らみがちです。
- 必要以上の機能や豪華な仕様を取り入れると、予算を超えてしまうことがよくあります。
- 同じ価格帯の既成住宅や建売住宅と比べると、コストパフォーマンスが悪くなることも。
3. 完成形が想像と異なる場合がある
- 図面や模型では完璧に見えても、実際に住んでみると「ここが不便だった」ということが起こり得ます。
- 自分の理想を詰め込んだ結果、住みにくい家になることも。
4. 工務店やハウスメーカーの質に依存
- 設計の自由度が高い分、工務店やハウスメーカーの腕や対応力が家の完成度に大きく影響します。
- 信頼できない業者を選んでしまうと、施工の質が低く、トラブルの原因に。
「良い住宅」とは何か?
注文住宅かどうかにかかわらず、「良い住宅」とは以下の条件を満たしているものだと言えます。
1. 家族が快適に過ごせる空間
- 家族のライフスタイルや将来の変化に対応できる設計。
- 動線や収納の工夫があり、日々の暮らしがスムーズに進む。
2. 無理のない予算計画
- 家の価格だけでなく、ローン返済や維持費、光熱費などトータルで考えた負担が少ない。
3. 住み心地の良さ
- 日当たりや風通し、断熱性能など、自然環境と調和した設計。
- 必要な設備が整っており、生活のストレスを軽減。
4. 信頼できるパートナー
- 建設過程や完成後のアフターフォローをしっかり行う工務店やハウスメーカー。
注文住宅に代わる選択肢
注文住宅が必ずしも最良でない場合、次の選択肢が視野に入ります。
1. 建売住宅
- 完成した状態を確認して購入できるため、住み心地や設備を具体的にイメージしやすい。
- コストが比較的抑えられており、スムーズに引っ越しが可能。
2. 規格住宅
- 一定のデザインやプランが決まっており、価格が明確。
- 自由度は低いが、必要最低限の機能を備え、コスパが高い。
3. リノベーション住宅
- 中古住宅を購入してリノベーションすることで、自分好みの家を実現。
- 購入費用が抑えられるため、デザインや設備に予算を割ける。
注文住宅を選ぶ際の注意点
それでも注文住宅を検討する場合、以下のポイントを意識すると後悔しにくくなります。
1. 要望の優先順位を明確に
- 「これだけは譲れない」というポイントを家族で共有し、それ以外は妥協する。
2. 現実的な予算を設定
- 無理のない資金計画を立て、設計変更や追加費用の余地を残す。
3. 信頼できる業者選び
- 実績や口コミを確認し、透明性のある見積もりを出してくれる業者を選ぶ。
4. 住むことを想像する
- 図面だけでなく、モデルルームや施工例を見学し、実際の暮らしをイメージ。
結論
注文住宅は確かに自由度が高く魅力的ですが、それが必ずしも「良い住宅」を保証するわけではありません。本当に良い家とは、家族が快適に暮らせる環境と、無理のない資金計画、そして長期的に維持できる安心感が揃った家です。
注文住宅にこだわりすぎず、他の選択肢も含めて検討することで、後悔しない家造りが実現できるでしょう。